専門的な技術が求められる特殊な仕事!だからこそ、日々やりがいを感じています。
前職では、いわゆる箱車に乗っていてプラスチック製品を運んでいました。そんな日々の中で、長いドライバー人生を送るなら特別なものを運んでみたいと思ったのが入社のきっかけです。特殊な輸送の中でも気になっていたのがキャリアカーだったので、当社の募集を見つけてすぐ応募しました。あこがれのトレーラーに乗れた日のうれしさは、いまも覚えています。
当たり前の話ですが、車両によってサイズがまちまちです。その中で、特に気を付けないといけないのは車高。毎回同じように積み込んでしまったら、トラックの全高が変わってしまいます。高さが4mを超えると、信号機に当たるリスクもあるため、積み終えたら必ず2人一組になってメジャーで正確に測り、通行可能なルートを考えます。それでも厄介なのが街路樹です。木の枝がボディを擦ると傷がつくので避けたいのですが、ガード下のように高さ表記がないので、近づくまで当たるかどうかの判断ができません。それまで普通に道を走っていたキャリアカーが急に停車することがあるのは、だいたい街路樹が原因です。ドライバー同士でも、「あそこの枝が危ない」「あの枝は役所が切ってくれた」といった情報交換を盛んにしています。
車両輸送は細かい技術が多くあり、狭い荷台に車を停めていく作業に最初は苦労すると思います。縦に車を並べていくのですが、その幅は指二本分です。中古車になると車高を低く改造したものやエアロパーツを追加したものもあるため、積み込みの際は角度に気をつけないと傷つけてしまう可能性があります。また、車両を運ぶ中古車販売店は必ずしも大通りにあるとは限りません。狭い道をうまく運転する技術も必要です。とはいえ、手積み手降ろしのような重労働はないので、当社では女性ドライバーも活躍しています。技術については1ヵ月間ほど先輩が横乗りして指導しますし、その後も仕事を通して腕を磨いていけるので、入社時のスキルに関係なく努力次第で一人前を目指せます。
本社の大型トレーラーの仕事は、愛知県・兵庫県・奈良県を結ぶ近・中距離輸送なので日帰りでき、毎日家族との時間を持てます。週1回、ひとりずつ交代で九州支店へ車両を輸送する仕事もあり、いつもと違う仕事ができることもあっていい刺激になっています。また、最近では、労働時間も改善されて毎日同じような時間帯に帰宅できるため、勤務後に友人と飲みに行くといったスケジュールも立てやすくなりました。それに、5年に1回程度で新調されるキャリアカーの入替サイクルも魅力で、自分の担当車は自宅よりも長い時間を過ごす空間だからこそ、定期的に新しくなるのがうれしいです。しかも現在のトラックはAT車なので、運転時の負担がかなり減りました。私が入社したとき以上に、いまは働きやすくなっています。
キャリアカーは担当車制なので、それぞれのドライバーが輪留めをはじめとしたお気に入りの道具を積み込んで日々作業に取り組んでいます。5~6台積みの大型トラックだけでなく、2台積みの中型トラックもあるため、運転に自信がない方も徐々にキャリアアップ可能です。特殊な仕事ならではの責任感とやりがいがあるので、興味のある方はぜひ飛び込んできてください。
中古車の輸送から不動車の輸送、リースアップ車の引き上げ作業まで、お客様のご要望に幅広く応えられますので、下記フォームよりお気軽にご連絡ください。